子どもの気持ちに寄り添う

子育て

子どもが生まれて、どの子も愛しいと思いますが、下の子が生まれると、つい幼い妹や弟に気を取られてしまします。

子ども達からは、抱っこしてしている幼い子が一番かわいがられているように見えるのでしょうね。

だんだん大きくなると、一人で絵を書いたり、ゲームしたりしていると親の手はかからず、心に寄り添っているかといわれると、???ですよね。

「ごはんよ」「宿題した?」と声をかけるばかりで、日々が過ぎていきます。そんな日々の中で、はっと気づかされた エピソードを紹介します 。

絵を書くことが大好きな長女に、新しい色鉛筆のセットをプレゼントしようと思いました。小学生低学年のころだったと思います。「いつもは買ってあげれないけど、今日はお誕生日のプレゼントだし奮発しよう!」と思っていました。また、買い物に妹たちを連れていくと大騒ぎになるので、夫に小さな妹たちを見てもらって、「今日は長女のために♡」と時間もとっていました。

種類の豊富な文房具を扱うお店に一緒に行って、「好きな色鉛筆かペンのセットを選んでいいよ」というと、娘は喜んで、売り場をぐるぐる丹念に見て回って、好きな色の色鉛筆を数本選んで、「これでいい」とにっこりして、言いました。

当然36色などの大きなセットをほしがると思っていたので、「もっと買っていいよ、誕生日だし、たくさん選んでいいよ」と言いましたが、「今欲しい色は、これだけ、この色があればいい」と言います。私は「そうなの?」と拍子抜けしましたが、娘がいいのだったらと思い、数本の色鉛筆を買って帰りました。

家に帰って、色鉛筆に新たなお気に入りの色が加わり、娘は満足そうに、絵を描いていました。

その話を先輩ママにしたら、「○○ちゃんは、お母さんが時間をとって、一緒に欲しいものを探してくれたのが嬉しかったんだね」「欲しい色も今もっている色鉛筆に加えたい色もはっきりしていて、その色が買えてとても嬉しかったんだね」と言われて、はっとしました。思い返せば、妹が生まれて、その後、引越し、小学校入学、もう一人妹が生まれて、転校もして、次々と我が家の暮らしは、変化していきました。私は、赤ちゃんの世話に追われ気をとられ、長女になかなか気持ちが向き合ってなかったことに改めて気づき、はっとしたのでした。 また、大きな色鉛筆セットをプレゼントしたら、きっと娘は喜んでくれるのではと勝手に思っていた自分のエゴも反省しました。

子どもが喜ぶこと・してほしいことは、お金をかけるかよりも、子どもの気持ちに寄り添い、向き合ってくれる気持ちなんだな、と思った出来事でした。

みなさんも、仕事や子育てでなかなか気持ちに余裕がないと思いますが、お母さんと子どもの二人だけの時間を少しだけでも持てるといいですね。もしお子さんに兄弟・姉妹がいるときは、更に難しいと思いますが、それぞれの子に向き合う時間を意識して月に1回でも持てるといいですね。

一緒に料理をしながら、「学校どう?」とか話すと、正面から聞かれるより案外話しやすいかもしれません。一緒に散歩するだけでもよいと思います。

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