今日は、アサーティブという言葉について紹介します。
自分らしく生きる、周りの人たちとも対等な関係で生きることは、とても大事な考え方だなあと思ったのでまとめてみました。
アサーティブな関係とは
日常生活の中で、家庭でも社会でも相手と対等な関係を持ちながら、親交や信頼関係を築きたいですよね。ぼんやりとは分かるのですが、どんなことに気をつけたらいいのかなあと思って考えているときに、いい本に出合いました。
「アサーティブ トレーニング ガイドブック」です。
海原純子さんの著書です。
以下、本の内容をまとめてみました。
日常でよくあるモヤモヤ
会話の中で「仕方なく…」妥協した返事をしたり、思っていることを言えず、モヤモヤした思いを抱えていること、ありますよね。
そのストレスから、不眠や食欲がなくなったり・・・、そういう場面のとき自分は、どんな心の動きなのか分析してみるといいですね。
あなたは、どのタイプ？知っておきたい心の罠
- スーパーマン症候群（フルタイムの仕事と家庭を持つ場合）
・家事を人任せにすると罪悪感を感じる。
・つらいときにつらいと言いにくい。
・体調が悪くても薬を飲んで我慢して休まない。
・家事や買い物を一人でしている。
- お母さんは魔女症候群（専業主婦の場合）
・自分のしたいことは、家族の予定がわかってから決める。
・自分のしたいことは夫の許可がないと決められない。
・自分の予定や相談など話し合える雰囲気がない。
・家族のことを優先しないと罪悪感がある。
- 融通が利きすぎる有能な女性秘書症候群
ー上司にとっては助かりますが、心にうっぷんがたまります。ー
・上司に頼まれると「No」と言えない。
・表情に出さないので、相手は問題を感じていない。
・上司に「ノー」というと評価が悪くなるのではと不安になる。
・有能と言われている自分の評価を落としたくない。
- ジェンダーによる心の罠からの脱却に必要なこと
・そのことは、自分が喜んでできるか、義務と思っているか考える
・家事や育児、介護など女性の仕事とみなされることでも自分が喜んでできることはそのまま続 け、義務だからしていることは、100％するのではなく、1/３は、家族や助けてくれる人に分けることを考える。
・自分のプランを家族と話し合う機会を作る。
・仕事も喜んでできることは続け、スケジュールに無理がある場合は、そのことを相手に伝え、その代わりになる案があれば、提案する。
なるほど、とうなずくことばかりです！
アサーティブの実践のために、必要な8つのスキル
では、心の罠を変えていくためには、どんなスキルを身につけていけばよいのでしょうか？
もっとも気になるところです。
必要なスキルは、次の８つです。
①できることとできないことを分別する。…安請け合いしない。
②したいこと、したくないこと、した方がいいことを分別する。・・・自分の正直な思いはどれかな？
③Noを伝えるのは早ければ早い方がいい…迷っているのは、気が進まないから、早く決めると次に進めるよ♡
④不必要な一言をやめる…また誘ってねなど、行く気もないときにお愛想を言わない。
⑤きちんと説明する…頼まれたこと、よくわからないことはその場でちゃんと聞く。
⑥相手の面倒そうな表情や逆切れでしり込みしない。…相手の反応に対して、めげない。それがなかなか難しい、でも、トライ！
⑦相手の感情に巻き込まれない。…批判の種類を冷静に分析する。非現実的だったり、根拠がなかったり、感情的だったりの場合は、取り合わない。感情的に反論しない。非現実的な根拠のない批判は、相手の問題が多い、相手のうっぷん晴らしのことがほとんど。そのようなことに関わり、時間を費やしたり、心を痛める必要はなし！
⑧YouメッセージをIメッセージに変える
「あなたのせいで」「あなたが遅れるから」を「私は、ずいぶん待ったわ」という言い方をすると、相手との会話はスムーズに運ぶ。
どれも、なるほど！と思いました。
私は、⑦に気持ちを引っ張られることがあるので、気をつけようと思います。
毎日の生活の中でトレーニングしましょう
自分の考えや思いをきちんと表現して、相手や周りの人の考えや生き方を受け入れると、コミュニケーションはうまくいきますよね。8つのスキルが身についていけば（日々の心がけで）、ストレスもたまらず、笑顔で暮らせそうです♡
家族、職場、隣人、世界の平和のためにも、まず自分から、アサーティブな関係をスタートしたいと思います。世界中の人たちが、笑顔で過ごせる社会を作っていきたいものです。
母の日に、カーネーションと一緒に、幸福の木と四葉のクローバーの球根をもらいました。四葉が本当に出てくるのかなあと思っていたら、でてきましたよ♡赤い花も、もうすぐ咲きます。幸福の木は、写真ではわかりにくいですが、芽がもうすぐでてきそうですよ。
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