子育て 子どもの個性の伸ばし方

子育て

0~5歳のお子さんのお母さんへ

赤ちゃんの成長は本当に早いですね。1歳近くなるとだんだん好みのおもちゃもでてきます。不思議です。自動車が大好きな子もいれば、お人形が大好きな子もいます。また、同じ本を何度も何度も読んでほしいと、持ってきたり・・・少しずつ個性が芽生えますよね。

私は、子どもたちが自分の好きなものを見つけて夢中になる姿を見るのが大好きです。どんな成長をしていくのかなあとか、私とは違う一人の人として歩み始めているいるんだなあと思います。(実際は、子どもの遊びに付き合うのはかなり根気がいりますが…)どうぞ暖かく見守ってあげてくださいね。

次女の幼少期の思い出

先日は、次女の誕生日でした。すっかり大人になりましたが、ふと、小さいころを思い出したので、今日はそのことを書きます。

次女は、片言が話せるようになると、電車に乗って、ひざに座っていると、吊革につかまりながら、うとうとする人を見ると「ねんね」、ガムを噛んでいる人を見ると「まんま」と、前に立っている人を見ながら順番に「まんま、ねんね、ねんね、まんま・・・」などと言っていく子でした。また、前の席に座っている人とも目を合わせようとするので、つい「かわいいね」「よう、こえて(関西弁で、大きい子だね)」といつも声をかけられる子どもでした。長女や三女を連れていて声をかけられることはあまりなかったので、小さいころから人を引き付けるところがありました。

3歳くらいのとき、遊園地に出掛けた時、迷子になってしまいました。すごく慌てて探していると、次女は一人でゆっくりと自分の興味のあるところを見てまわっていました。堂々としすぎて周りの大人の誰も迷子と気づいていなかったのです。(こっちは血の気が引く思いで探しました…)

次女の興味の変遷

次女は、幼稚園の頃、ウルトラマにすっかりはまって、ビデオを何度も何度も見ていました。いとこからもらったウルトラマンパジャマが大のお気に入りで、寝ている姿は「ウルトラ小僧」でした。

もちろん、寝る前に読む本のお気に入りは、「ウルトラ怪獣大百科」です。「ゼットン:身長60メートル、体重3万トン、宇宙からやってきた...」というそれぞれの怪獣達のプロフィールの図鑑を、何度も何度も寝る前に読みました。読んでいるこちらの方が眠くなり子どもより先に寝てしまうこともよくありました。その時、三女はディズニープリンセスシリーズが大好きで、同じ家で育った姉妹でも、興味は全然違うものであることをはっきりと認識しました。

その後の次女の興味は、クロコダイルハンター→魚→昆虫→三味線→植物→歴史→マイケルジャクソン→大正琴→ミュージカルへと変化していき今に至ります。なんの脈絡もなさそうですが、その時々は夢中で本を読んだり、練習をしたりと楽しそうに過ごしていました。「好きこそものの上手なれ」というように、その興味から知識の幅をどんどん広げていき、すっかり博学になっていきました。おかげで、老若男女問わず、色々な人と話を合わせることが得意になりました。好きなことは放っておいても夢中で取り組みますので、いつのまにか集中力もつきました。私は、できる範囲で一緒に出掛けたり、調べたりと子どもの興味に付き合ってきたように思います。子育てを通じて私も世界を広くさせてもらいました。

「この子はどんな花をさかせるのかな」と思って楽しみに子育てをすると、ゆったりとした気持ちになれますよ。夢中になれるものがあると、ほかの人が大事にしていることにも興味を持っていけるのではないでしょうか。

皆さんのお子さんも、色々なことに興味があることと思います。その時々のマイブームについて、思い出の品や記録を残しておいて、大きくなってから振り返ると楽しいですよ。意外と進路に悩んだときのヒントになったりするものです。

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