昨日、私が20年前に書いた文章をみつけました。今日は、そのことについて書きます。
3人の子ども達(10才、4才、2才)に囲まれての大忙しの毎日を過ごしていたころです。
「子育ての楽しさを発見して」という文章の中に
・・・子どもというのは本当にゆっくり色々なことを自分のものにしていくんだなあということに気づいたと書いていました。
ご飯を食べている時、散歩している時など、ぽつりぽつりと「こんなことがあったよ」「おともだちがこんなことを言っていたよ」と話し始めます。
特に、まだ十分お話しできない年齢ときは、一層その片言から、推測するのは、大人の私たちもゆったりとした時間が必要です。
大人でもそうですが、「あ、そういうことなの」と、すぐにわかるときもあれば、時間がたってふっと思い出すこともあります。
また、よくわからないことや、理不尽な怒られ方をした時など、本当は違うのにとか、大人でもなかなか言い出せないこともありますよね。
子どもたちが、言葉で自分の思いを伝えれるようになるには、小学生高学年になってからでしょうか?
「思っていることは、早く言いなさい!」とか、つい怒ってしまいますが、大人でもなかなか言えないことを思うと、子どもに要求してはいけませんね。
大人は「あれをやって、その次にはこれをして」と、スケジュール通りに進めたいですよね。
一方子ども(特に幼児期)は、アリの行列をじーと見たり、夢中で絵を描いたり、と思いっきり、自分の世界(じかん)を楽しんでいます。
子どもの成長に合わせて少しずつ、時間のこともわかってくるので、「滑り台をすべったら、帰ろうね」とか、「歯磨きが終わったら、絵本を読もうね」など、今している遊びや気持ちを切り替えるきっかけがよい習慣になると、大人も子どももリズムよく暮らせるように思います。
そして、子どもは、いろんなことができるようになりたいという意欲もいっぱいです。
やらせようと思うとなかなかしませんが、自分で「何かやる!」と決めた時は、ぐんぐん成長します。
自分で決めたことは、子どもは本当によくがんばります。
何度も何度も挑戦します。
時々、上手くいかなくて癇癪を起したり、泣いたりしますが、できるようになりたいんですよね。
いじらしいくらいがんばります。
思い出すと、いろんな頑張る子どもの姿を思いだします。
・娘がバレエを習っていて、トゥーシューズで立てるようになる時、何度も何度も何度も練習していた様子
・小学生の時に、英会話を習いたいというので、通い始めて、しゃべれなくて、悔しくて泣きながら帰ってくるので、「やめていいんだよ(英語はまだ、早いんじゃない?)」というと、「しゃべれるようになりたい」とレッスンを増やして一生懸命努力する姿
誰に言われたわけでもないのに、好きなこと頑張りたいことがそれぞれの子どもにあるんですね。それが、その子の個性なんだなあと思うと、すごいなあと尊敬してしまいます。(私は、バレエはやったこともありませんし、英会話は何度習ってもカタコトしかしゃべれません・・・)
皆さんのお子さんたちも、きっと素晴らしい個性があると思います。ゆっくりと、どんな芽が出てくるのかなあと見守ってあげてくださいね。
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