断捨離しました 食器の片づけ編

暮らし

昨年秋から、娘と断捨離を始めました。片付けはじめて、たくさんの気づきがありました。
それは、私が今まで大切にしていた物たちとの再会です。
日ごろの忙しい生活に追われ、「時間ができたら、暇になったら」と先延ばしにしていたら、あっという間に10年、20年と経ってしまったという事実です。
大切に収納して年に一度も使わないこともあるものも多々ありました。
今は、使いやすい大好きな物たちが食器棚に並びました。
毎日眺めて、大好きなものに囲まれて暮らすのは、気持ちも豊かになるなあと改めて実感してます。

今日は、抹茶碗のお話です。

鶴と松 祖母のことを思い出す茶碗です。

茶道に出会ったのは、大学生のときです。とても尊敬していた素敵な先生、先輩、後輩と、お茶を点てるだけでなく、そのたたずまい、生き方などたくさん学ばせていただきました。「仕送りをしてもらっているうちは、大学の部活で十分ですよ」と、薄茶のお稽古を4年しました。春の茶会、大学祭の茶会も白のブラウス黒のスカートと簡素な服装でした。一番大切なことは、お客様を迎える準備や一期一会の心持だと学ばせていただいたことは今も大切に思っています。

大好きだった先生に卒業後、プレゼントしていただいた尾戸焼きの茶碗です。

手にすると、先生の笑顔と、お稽古していた日々を思い出します。

その後、茶道教室に通いましたが、引越したり子育てに追われたり、お茶から遠のいてしまいました。折に触れ、きれいな茶碗を見つけると、欲しくなりいくつか集めましたが、箱に入れたまま月日が過ぎていきました。時折、来客や留学生にお茶を点てるくらいでした。

黒田赫三郎氏に焼いていただきました。

今回、断捨離で、箱から出して娘と話すと、「リビングに飾ったり、身近に置いたら」と言われて、本当にそうだなと思いました。見てるだけでも、幸せな気分になるし、手に取るとさらに、ハッピーになる器たちと共に、これからの日々を過ごそう♡と思いました。

お抹茶をいただくだけでなく、「今日は、この茶碗で、ご飯を食べよう」とか、「カフェオレもいいなあ」と、ふだんの暮らしに取り入れています。リビングに飾って、四季を感じたりと、新しい楽しみをみつけて、暮らしがランクアップしたようです。

今回の食器整理で、重い食器や大皿などは、処分しました。バザー用品としても提供しました。地域に譲り合いのコーナーもあるので、新たなお宅で活かされるとよいなあと願っています。

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